いつやっているのですか?
「いつでも」と言えばいつでもです。
実測は別記の通り、その建物を使っている間に行うのが通例です。しかし実測はその建物を使っている間、
できるだけ長い時間を計りたいものです。なので、測定の準備から後片付けまで入れると、結構長時間の
作業となります。
また測定対象によっては、建物の使用時間帯は夜が主という場合もあり、そうなると
始まりは遅くても、終わるのは更に遅くなります。
コンピュータによる解析(CFD)の場合は、ある意味で時間的な「制約」はあまりありません。
ただし、計算する量が莫大なので、今日の非常に処理速度の速いコンピュータを用いても、数日から数週間
かかる場合があります。もちろんずっと付きっ切りで見ている訳では無く、計算するものをまとめて、
連続して計算できる様にしてからコンピュータをスタートします。(バッチ処理して、ジョブを投入する、
と言います)ただし、それでも途中で止まってしまったり、計算結果がおかしかったりと、これはこれで
苦労が絶えません。
いずれにしても、「分からない事を解き明かしていく」のが研究ですから、それなりの苦労はついて回ります。
その一方で、研究にもやはり「締め切り」というものがあり、研究が完了する事は無いですが、途中結果
でも定められた締め切りまでにまとめなくてはなりません。
研究室の何気ない一日
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