何のためにやっているのですか?
いろんな建物の中で、「空気質」を測っています。「空気質」という言葉は聞きなれないかも知れませんね。
「水」がきれいかどうかを「水質」と言いいます。それと同じように、空気がきれいかどうかを「空気質」と
言います。特に建物の中の空気質の事を英語で”Indoor Air Quality”、これを省略して”IAQ”
(アイ・エー・キュー)とも言います。
また、水質の場合と同様、空気質を悪化させる原因となるものの事を「汚染物質」と呼びます。
この”IAQ”をキーワードに、各種の建物を対象とした実測調査、汚染物質の解析、それらの物質が
どこから来たのかなどについて研究しています。
また、汚染物質は空気によって運ばれてきて、さらに広がっていきます。このことを「移流・拡散」
と言いいますが、空気は直接見ることが出来ないので、空気の流れをとらえるのは難しい事です。
そのため、コンピュータを使ってシミュレーションを行っています。
コンピュータを使うと様々な事が出来ますが、その中の一つに、「実際には(まだ)無い空間を取り扱う」事があります。これを利用して、
設計段階で空気の流れを予測し、より効率の良い空調方式を作り上げるためのツールの開発なども行っています。
空は青いもの・・か?
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